2015年01月15日

小正月その2

本項は「忘れられてきた庶民の行事」S60から抜粋する。現在では残っていない風習かもしれないが、記録しておく。

■鳥追い
田畑の害鳥を追い払う小正月の予祝行事。鳥追い歌を歌いながら鳥追い棒で丸太や青竹をたたくもので、15日を中心とする前後3日間に行われるところが多く、古くは14日の年越しの夜更けから15日元旦の早朝にかけての行事だった。
鳥追い歌はたいがい悪さをする鳥は仕置きするぞといいきかせるものが多い。
米谷方面で歌われたといわれる鳥追囃子
「苗代こぐ 黒鳥は
 ふんづかまえて 縄かけて
 ゆっからげえて かごさえれ
 頭さいて みそつけて
 大島さ ぼってやれ
 大島近いとて 遠島(とおしま)さ
 ぼってやれ ぼってやれ
 ほーい ほーい」
苗代に行って囃しながら田を回って歩いた。

ぼうというのは追い払うという意味で、地名には隣町など
町同士でお互いに別の町に追い払うような歌をうたっていたりしたそうだ。

■烏呼び(からすよび)
正月の初山入りのとき、山の神の使いである鳥に米や餅を撒いて与える行事。
津山町横山の一部に烏よびの行事の名残があり、餅を山根の木にぶらさげておく風習がある。

■まゆ玉
14日の日に若木迎えで伐りだした木の枝に、餅や米粉で農作物や農具の形をこしらえて刺し、これを飾って豊作を祈る行事だったが、各地で養蚕がさかんになるにつれ、繭の豊作を祈りまゆの形に作って刺し、これをまゆ玉、まゆ団子、まゆ餅などと呼ぶようになった。
若木はミズキが多く、ヤナギやエノキを使うところもあり一定していない。
枝の数を1年の月数に合わせる風習もある。
まゆ玉は小正月を過ぎるとあぶって食べたり、雑煮に入れたり小豆と煮てたべたりする。
2月の初午の日に降ろすところもある。
ミズキは小さく折って神棚に上げておき、夏、雷が鳴った時にこれを焚くと雷が静まると言われてる。

【関連する記事】
posted by feoh at 23:53| 宮城 ☔| Comment(0) | 行事 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。